そもそも職種を変えるとはどういうことか。例えば昇進をして役職がついた場合も広い意味で職種変更だと考えられます。今までと違ってマネージメントの目線が必要となってきます。そのように考えると職種変えというのは社内で完結することが出来るので転職よりもハードルが低いかもしれません。
ただし、あなたの業務イメージが社内で付き過ぎている場合は転職による職種変更の方がスムーズかもしれません。
どのような職種変更が可能か
Webなどの業種で言えば、エンジニアからディレクター、デザイナーからディレクターなどのシフトはそれほど難しくないでしょう。逆の場合はそれなりのスキルが伴ないますが自信があればチャレンジしてもいいかもしれません。
エンジニアやデザイナー側から現場監督になるにあたっての注意点は、作業工数やコスト意識を持つことでしょう。それまでの仕事はディレクターやプロジェクトマネージャーが工数を管理してくれていたものが、自身がコントロールをしなければならなくなります。また、作業者の進捗を待つ立場になるのも辛いところでしょう。待つということは時間が長く感じるものです。自身が作業の経験者であるがゆえに「自分がやった方が速い!」などという気持ちに陥ってしまいますが、そこは仏の心で待ちに徹するようにしましょう。
マネージメントへの変更
同じ職種で経験を重ねていくと気付いたらチームの最年長になっていることがあります。そういった際に年功序列的にマネージメントにシフトしてしまう場合もありますが多くの人は転職を機にマネジメント方向へとシフトします。 マネージメントはそれまでの現場業務とは違って人の管理監督や人事評価などを主業務とするため、今までとは違ったスキルが必要となります。向き不向きなどはあると思いますが成れるチャンスがあるようでしたら一度は経験してみた方がよいでしょう。
その他の職種変更
女性の場合、出産などを機に職種を変えることもあります。それまで残業もいとわないような働き方をしていた人だとしても、時短勤務などに変更になり、残業の発生しづらい職種へとシフトチェンジします。その場合の職種変更ですと事務や総務のような仕事をすることが多いでしょう。
まとめ
職種チェンジの多くは社内での異動などによるものが多いです。しかし、転職によるシフトチェンジの方が過去に引きずられること無くシフトチェンジがしやすくなります。いずれにせよ、自身の仕事の幅を広げるには職種変更はおススメです。ある程度の経験を積んでからまたもとの職種に戻るなどで、仕事により深みを増すことができます。
自分にはこの仕事しかない””など意固地にならず、柔軟に経験していきましょう。