多くの人は現在就いている職業に至るまで多くのことを考えて就業していることと思います。しかしそれでも悩む人はいるもので、今の仕事を後悔している人もいるでしょう。同業の中で職種をシフトしていくというのはよくあることですが、業種自体を変更するというのは結構なパワーが必要になってきます。

新しい業界に行くには勉強が必要

どのような業界でもそうですが、ある程度の予備知識をもとに専門知識を上積みしていく必要があります。業種変更となるとその予備知識を含めてイチから学ばないといけないため、最初は何をするにも勉強が必要になります。どんな勉強が必要なのかは業種によって変わってきますが、資格や免許によって道が開けるものがわかりやすい例でしょう。

第一次産業にトライ

IT社会の世の中になってくると、第一次産業に憧れる人も増えてきます。農業や漁業、林業などはパソコンの中だけで仕事をしている人にとってはリアルなものを育てるというのに憧れる人もいるのかもしれません。
漁業は船舶免許、林業にも幾つかの資格、農業にも各種農業機械を扱う免許や農薬を扱うための劇毒物取扱責任者などの資格は必要です。明日からすぐにでも出来るような簡単な仕事ではないため、それなりの準備と覚悟が必要になってきます。企業農業などに就職すれば、サラリーマンとして農業に携わることができ、仕事を通して資格取得をしていけるので最初から独立農家を目指すよりもハードルは低いでしょう。

士業はわかりやすい資格での転職

行政書士、弁護士、公認会計士など、資格取得を前提に道が開けます。しかし、狭き門のためなろうと思ってすぐなれるものでもありません。独学で勉強する者もいますし、弁護士事務所や会計事務所にアルバイトとして雇ってもらい、業務の傍ら資格試験を目指すというスタイルも一般的でしょう。現場に一番近い場所で勉強が出来るため、効率は良いかもしれませんが、アルバイトの期間は収入面が厳しく、挫折してしまう人も少なくありません。

雑用から経理や総務へ

もう少しライトに業種変更が可能な資格としてはパソコン系のスキルや資格です。現在は雑用しかしていない事務職の人などは、MSオフィスの資格を取得して社内で高いスキルを求められる仕事をしたり、簿記会計の勉強をして経理に移動したり、など学習のコストから見ても転身しやすい業種かもしれません。

まとめ

新しい業種への転身は思いのほか大変です。しかし、それに打って変わる情熱があれば乗り越えることができるでしょう。人生は一度きりしかありません。ぜひともチャレンジしてみてください。